【相続・遺言 第34回】不動産相続の基本 ~なぜ揉めるのかを具体的に理解する~

相続で最もトラブルになりやすいのが不動産です。
その理由は、「分けられない・価値がブレる・感情が絡む」
この3つが同時に起こるからです。

具体例

ケース:実家(評価3,000万円)+預金500万円
相続人:子ども2人

問題点
・不動産を分けられない
・現金が少なくバランスが取れない

長男:「自宅に住みたい」
次男:「公平に分けたい」

→話し合いが止まってしまう

「評価のズレ」がトラブルを生む

不動産には複数の価格があります。
・固定資産税評価額(低い)
・相続税評価額(中間)
・実勢価格(高いことが多い)


固定資産税評価:2,000万円
実際の売却価格:3,000万円

→「そんなに価値があるなら不公平だ」と不満が出ることもあります。

感情の問題

・「親の家を売りたくない」
・「思い出がある」

→これは、数字では解決できない対立となることもあります。

結論

・最初に「どうするか(売る・残す)」よく話し合うことがポイントになります。
・評価の考え方を共有することも大切です。
・現金とのバランスを考えて対策を立てなければなりません。

次回は、「売却する場合の具体的な流れと失敗例」を解説します。