相続・遺言
残された配偶者は、遺産分割に関わらず自宅に住み続けられますか？
原則として、家が夫婦共有名義や配偶者の単独名義でない限り、自宅は相続財産の一部とされ、他の相続人との分割対象になります。ただし、2020年の法改正で「配偶者居住権」が新設され、遺産分割でこの権利が認められれば、所有権がな […]
配偶者同士で相続するためにできることはありますか？
夫婦間で財産を確実に渡すには、遺言書を作成しておくことが一番確実です。生前贈与や生命保険の受取人を配偶者にしておく方法も有効です。さらに、配偶者には「配偶者居住権」や「税の優遇措置」があります。例えば、婚姻期間が20年以 […]
誰も身寄りがない時は、相続の対策はしなくても大丈夫ですか？
身寄りがない場合でも相続対策は必要です。相続人がまったくいない場合、遺産は国のものになります。特に大切な財産や譲りたい人、支援したい団体がある場合は、遺言書でその意思を残しておかないと、それが実現されません。また、死後の […]
子のいない人の相続人は誰になるのですか？
子どもがいない場合、配偶者がいればその人は必ず相続人になります。子も両親もいなければ、配偶者と兄弟姉妹が相続人になります。両親が存命なら、配偶者と両親が相続人となり、兄弟姉妹は相続しません。配偶者がいない場合は、まず両親 […]
エンディングノートには何を書くのですか？また、遺言書と何が違うのですか？
エンディングノートは、自分の希望や思いを家族に伝えるためのノートです。たとえば、財産の一覧、介護や延命治療の希望、葬儀の方法、親しい人の連絡先などを記します。自由に書けて法的効力はありませんが、家族が困らないようにするた […]
成年後見制度とはどんな制度なのですか?
成年後見制度とは、認知症や知的障害・精神障害のある方が、現在の能力・財産を活かしながら、生涯にわたってその人らしい生活を送れるように、法律面・生活面から保護し支援する制度です。そのために、成年後見人という人が選ばれ、本人 […]
マイナス財産が多く相続放棄しましたが、受け取れる遺産はありますか?
相続放棄をすると、その人は最初から相続人でなかったことになります。つまり、プラスの財産もマイナスの財産も一切受け取れません。たとえ後から「実は価値のある不動産があった」とわかっても、放棄してしまった場合はその財産を受け取 […]
贈与する場合、どのようにすれば税金が少なくてすみますか?
税金を少なくするための工夫には、次のような方法があります。 ・年間110万円までの非課税枠を利用する →この「暦年贈与」は、毎年コツコツ贈与することで税金をかけずに財産を移つことができます。 ・教育資金や住宅資金の一括贈 […]
自宅の評価額は、どうすればわかるのですか?
相続税の計算などで使う「自宅の評価額」は、一般的に「固定資産税評価額」や「路線価」をもとに決めます。 ● 固定資産税評価額：市町村から届く「固定資産税通知書」に記載されています。相続税の計算ではこの金額を参考にします。● […]
遺言執行者とはどんな人ですか? また、誰がなれますか?
遺言執行者とは、遺言書に書かれた内容を実際に手続きしてくれる人です。たとえば、遺産の分け方を実行したり、不動産の名義変更をしたりします。遺言がある場合、スムーズに相続を進めるためには重要な役割です。 遺言執行者は、遺言で […]