誰も身寄りがない時は、相続の対策はしなくても大丈夫ですか?
身寄りがない場合でも相続対策は必要です。相続人がまったくいない場合、遺産は国のものになります。特に大切な財産や譲りたい人、支援したい団体がある場合は、遺言書でその意思を残しておかないと、それが実現されません。また、死後の手続き(葬儀、住まいの整理、ペットの世話など)をしてくれる人がいないと、周囲に迷惑がかかることもあります。最近では「死後事務委任契約」や「任意後見契約」などを利用して、自分の希望を託す仕組みもあります。身寄りがなくても、信頼できる第三者や専門家に相談して、万一の備えをしておくことが安心につながります。
