在留資格「留学」について説明します。
在留資格「留学」は、外国人が日本の教育機関で学業を専念することを目的として、日本に滞在するための資格です。
これは働くための資格ではなく、日本で知識や技術を身につけ、自国の発展や国際的な交流に貢献できる人材を育てることを主な目的としています。
1. どのような活動ができるか
この資格で認められる活動は、以下の教育機関での学習活動です。
- 大学(短期大学、大学院を含む)
- 高等専門学校
- 専修学校の専門課程(専門学校)
- 日本語教育機関(日本語学校)
- 高等学校
この資格を持つ学生は、授業に出席し、研究活動や試験勉強など、学業に専念することが求められます。
2. 取得するための主な条件
「留学」の資格を取得するためには、以下の点が重要になります。
- 入学許可: 日本の教育機関から入学許可を受けていること。
- 学費と生活費: 日本での学費と滞在期間中の生活費を賄えるだけの十分な資金を持っていること。これは、本国の親族などからの送金や、奨学金など、資金源が明確である必要があります。
- 日本語能力: 日本語学校以外の教育機関(大学など)に入学する場合は、その授業についていける程度の日本語能力(または英語などの必要な語学力)が求められます。
3. 「留学」のままでできること(資格外活動許可)
「留学」の在留資格は「学ぶこと」が目的なので、原則として働くことはできません。しかし、生活費や学費を補うために、事前に許可を得れば、例外的にアルバイトなどの就労活動が認められます。これを「資格外活動許可」といいます。
- 就労時間の上限: 許可を得た場合でも、原則として週に28時間以内という厳格な上限が定められています。長期休暇中(夏休みなど)は、一日8時間まで働くことが可能ですが、総時間数の制限があります。
- 活動の制限: アルバイトは学業の妨げにならない範囲でのみ認められ、風俗営業など特定の業種での就労は禁止されています。
4. 卒業後の進路
日本の大学などを卒業した後、日本で就職を希望する場合は、「技術・人文知識・国際業務」などの就労資格に切り替えることになります。この際、「留学」中に培った学歴や日本語能力が、新しい在留資格の取得に非常に有利に働きます。
「留学」は、外国人材が将来的に日本で働くための、最初の重要なステップとも言える資格です。
